抜け毛について
抜け毛の基礎知識
排水溝に溜まった抜け毛を洗髪後に発見して驚いたことがあるかもしれません。もともと髪というものは一生抜けない毛というのはなく、常に生え変わるものなのです。さらに人それぞれで個人差があるのが抜け毛の進行速度です。ゆっくりだったり急速だったりと人によって違ってきます。健康な髪が、発生期・成長期・休止期・退化期というヘアケアサイクルによって自然に抜けていくのは、自然脱毛による抜け毛であるといえるでしょう。普通は1日の抜け毛が100本程度くらいは抜けますので、これは自然の抜け毛だといえます。年齢とともに抜け毛が増え、コシがなくなったり、ボリュームがなくなったと感じるのも、加齢現象の一種で普通の抜け毛の状態です。さらに秋になると1日200本~300本髪の毛が抜けることがあります。抜け毛が増える時期なので、この場合もそれほど気にすることはないでしょう。ですが、その抜け毛が夏の紫外線や、夏バテによる食生活の乱れなどがもとになっている場合もあるので、抜け毛に対して注意しておく必要はあるでしょう。異常脱毛による抜け毛の場合は、ヘアサイクルが狂い、退化期になる前に毛が抜けてしまいます。薄毛になるのがそれが原因です。やがて薄毛が進行して行くというわけなのです。抜け毛の量が明らかに多くなってきている時には、注意が必要です。特に抜けた毛の根の毛球の下にしっぽの様なものがついていたり、左右が対象でなかったりする場合は異常脱毛の可能性がありますので要注意です。
抜け毛の種類
抜け毛の種類にはどんなものがあるのでしょうか。抜け毛の種類によって悩みは大きく違ってくるものです。まず、円形脱毛症は自覚症状がなく突然髪の毛が抜けることがあります。10円玉の大きさくらいの抜け毛がみられることからそう呼ばれます。一部の頭皮以外にも頭髪が全部抜けてしまうこともあります。まつ毛や眉毛など体のあらゆる部分で起こる場合もあります。二つ目は、抜け毛の遺伝的要素を持った男性に起こる抜け毛の種類で壮年脱毛症というものです。遺伝や男性ホルモンがおもな原因です。前頭部から頭頂部にかけての発毛サイクルが乱れて髪の毛が育たなくなり薄毛になってしまいます。粃糠性脱毛症は、ひこう性脱毛症と呼ばれフケによって起こります。フケが毛穴を防いで髪の毛の成長を妨げてしまうのが原因です。ひこう性脱毛症の原因はヘアカラーやシャンプーなどで起こるのが原因です。特に過剰なシャンプーは頭皮を傷つけ、頭皮脂分泌の異常を招き、頭皮が乾燥をしてしまい髪の毛に十分な栄養が届きません。結果的に、髪の毛が痩せてしまい、抜け落ちてしまいます。頭部白癬とよばれる脱毛は癬(セン)と読みますが、タムシの意味です。インキンタムシや水虫の人が自分の手についた菌を頭に移してしまうのが原因です。これは白癬菌という菌の種類が原因です。白癬菌に対する治療をしなければ頭部白癬による脱毛は治りません。
女性特有の抜け毛
抜け毛の悩みは年齢や男女の違いに関係なく現れるものもありますが、女性だけに起きる抜け毛もあるのです。最近は男性でも髪の手入れに気を使っています。そうはいって、もやはり女性は男性よりも明らかに髪の手入れに気を使っているといえるでしょう。けれどもそれが逆に髪に負担を与えてダメージを加えることになり、抜け毛の原因になっている場合もあるのです。女性の中には、汗や汚れを異常に気にして、シャンプーをしすぎている人もいます。以前に比べると手軽にカラーリングやパーマが行えるようになり、その分髪に与えるダメージも増え、抜け毛の原因になっています。また冷え性だという人には心当たりがあるかもしれません。女性の悩みの多くに冷え性がありますが、冷え性もまた、抜け毛を引き起こす原因の1つと考えてられています。血行が悪く毛細血管まで血液を流すことが出来ない状態では、髪に必要な栄養分も届かなくなり、抜け毛を起こすことがあるのです。女性には大切な役割である妊娠と出産、このときも抜け毛がおきやすいときでもあります。お腹の赤ちゃんに栄養が送られる妊娠中は、髪にまで栄養が行き届かない場合もあり、それが抜け毛を引き起こすことがあります。また妊娠すると、出産までホルモンのバランスが乱れることが多々あり、そのために出産後に抜け毛になったりします。